一口馬主って儲かるの?体験談をもとに熱く語る!

どうも、しーぷです!今回は一口馬主歴10年の私が「実際に儲かるのか」「メリット・デメリットはなにか」を中心に実体験を交えながら熱く語らせていただきます!

以下、目次となります。

一口馬主とは?概要について説明!

一口馬主とは競走馬一頭を40~10000口に分割して複数人で出資することで、間接的に馬主になるシステムです。出資するにあたってクラブに入会する必要があります。

例えば400口募集のクラブでは一頭の競走馬を400分割するので、一口出資するのに掛かる費用は馬体価格の1/400になります。その代わりレースに勝った時にもらえる賞金も1/400になるわけです。分割数が多ければ多いほどローリスクローリターンになると言えるでしょう。

募集口数はクラブによって異なります。以下にいくつか紹介します(※クラブによっては40口募集と400口募集など複数パターンで募集しているところもありますがここでは割愛します)

口数 クラブ名
40口 サンデーサラブレッドクラブ、社台サラブレッドクラブ、G1サラブレッドクラブ
100口 ラフィアンターフマンクラブ
200口 ユニオンオーナーズクラブ
400口 キャロットクラブ、東京サラブレッドクラブ、ウインレーシングクラブ、ノルマンディーオーナーズクラブ、サラブレッドクラブライオン、ターファイトクラブ
500口 シルクホースクラブ、ロードサラブレッドオーナーズ、グリーンファーム愛馬会
10000口 DMMバヌーシー

40口募集クラブであるサンデーサラブレッドクラブや、社台サラブレッドクラブが一口馬主の中では一番ハイリスクハイリターンで、DMMバヌーシーが一番ローリスクローリターンとなります。余裕資金と相談しながらクラブを選ぶことになります。

一般の馬主となると、年間所得額が2年連続1700万円以上、資産額7500万以上等、厳しい審査基準があり、一握りの人しか馬主の資格を得ることができませんが、一口馬主ならば未成年でなければ基本的には誰でもなることができます。

一部、40口募集のクラブは勤務先や年収など細かい審査がありますが、普通に働いていて収入があれば問題ないレベルのものです。

馬主と一口馬主の大きな違いは、競走馬の育成や出走レース、引退等、方針の決定に口を挟めないことです。

厳密にいえば一口馬主は「馬主」として登録されているわけではないからです。ただ、勝ち馬と関係者がウィナーズサークルで行う記念撮影(口取り写真)は一口馬主でも一般のレースで10名まで、重賞なら20名まで参加できますし、クラブによって差異はありますが、馬名に関しても出資者から募るクラブがほとんどです。

先ほど募集口数のところでも紹介しましたが、現在はクラブも多様化し、口数だけでなく募集時期や馬の仕入れや育成の方針、サービスなども異なるので、自分の好みに合ったクラブを選ぶことが重要です。

私も友人や知り合いに「一口馬主をやっている」と言うと、一般の人はおろか、競馬をやっている人でもその存在すら知らない人が結構います。

知っていても先入観でなんとなく自分には難しそう、お金がかかりそう、と感じている人が多いように感じます。しかしながら、実際はクラブ入会自体は簡単ですし、費用も自分の身の丈に合ったクラブを選択すれば問題ありません。

一口馬主は、馬好き、競馬好きの新たな趣味として最適といえるでしょう。

一口馬主はどのように収益を上げるのか

基本的には出資した馬が好成績を収めた際にもらえる賞金が収益源となりますが、他にも奨励金、手当、見舞金等がもらえることがあります。ここでは交付されるものを具体的に紹介していきます。

①:本賞金

これがメインの収益源となります。出資馬がレースに出走して1~5着までの馬に交付されます。金額はレースによって異なります。未勝利戦のレースなら1着500万ですが、G1ならレースによっては2億以上の賞金が出る場合もあります。

ちなみに2着~5着の場合はそれぞれ順に1着賞金の40%、25%、15%、10%が交付されます。馬券では4、5着は意味がありませんが、馬主には賞金が交付されています。例えば優勝賞金3億円の有馬記念であれば5着でも3000万円もらえるわけです。

②:距離別出走奨励金

芝コースの1800m以上の平地競争では、500万下の特別競走や1000万下クラス以上のレースであれば奨励金が交付されます。

例えばオープンクラスの芝1800mで1着になると120万円が交付されます。2~8着まで交付されますが、交付額は着順が低くなるほど少なくなり8着では7万円となっております。また1800超のレースでは交付額がそれぞれ2倍になります。

③:内国産馬所有奨励賞

日本国内で産まれた馬が、平地の競争で1~5着となった場合に内国産馬奨励賞が交付されます。

例えば2歳新馬戦で1着すると160万円が交付され、2着~5着の場合はそれぞれ順に1着賞金の40%、25%、15%、10%が交付されます。またそれが牝馬であり、かつ牝馬限定戦以外のレースの場合は、更に追加で120万円の内国産牝馬奨励賞が交付されます。

内国産馬奨励賞は平地の全競争で適用されますが、内国産牝馬奨励賞は2歳新馬戦から3歳未勝利の春季までの限定となっています。

④:出走奨励金

本賞金は5着までしか交付されませんが、実は出走奨励金という形で6~8着の馬に関しても賞金が支払われます。

1着の賞金金額から、それぞれ6着:8%、7着:7%、8着:6%が交付されます。更に重賞なら9着:3%、10着2%まで交付されますし、一部のG1競走では11着以下にも奨励金が交付されます。

競馬をやっていると8着だろうが、9着だろうが関係ありませんが、馬主の視点では結構重要になってくるわけです。

勝てはしないけど、大負けもしないように走る性質の馬がいますが、こういう馬は意外と馬主孝行な馬かもしれませんね。

⑤:特別出走手当

全ての出走馬に対し、とりあえず出走するだけで交付される手当もあります。

レースのクラスによって多少金額が前後しますが、だいたい40万円程度が交付されます。

競走馬の月の維持費がエサ代や管理費、育成費などを含めて50~60万程度ですので、勝てないにしろ、とりあえず丈夫な馬ならがんがんレースを使って自分の維持費くらいは稼ぐことも可能かもしれません。

ただ手当目的での出走を防止する意味で、手当の減額措置も設定されており、例えば平地2000mの新馬戦なら1着馬とのタイム差が4秒以内である必要があります。

⑥:付加賞

特別競走に出走する際には特別登録が必要になるのですが、それぞれの馬主が支払った登録料の総額を1~3着馬に7:3:1で分配し、交付するのが付加賞です。

一般のレースが「3歳500万下」「4歳上1000万下」と呼ばれてるのに対し、「~賞」とか「~特別」のように一つ一つ名前のついているレースが特別競走です。

⑦:優勝賞品

全ての競争で1着馬には優勝賞品が交付されます。

優勝賞品は純金メダル、金製品、宝飾品等色々ですが、一口馬主の場合は優勝賞品を分割することはできないので、基本的には市中時価で購入希望者が買い取り、買取価格を他の出資者に分配する形となっています。

⑧:その他

上記で説明した以外にも、状況によっては見舞金や抹消給付金・付加金が交付される場合もあります。

※:収益計算の際の注意点

上記で交付されるものを列記してきましたが、残念ながらこの金額がまるまる出資者に分配されるわけではありません。

というのは競馬というのは馬主と競走馬の関係だけで成り立っているものではなく、色んな人が関わってようやくレースまで辿り着くからです。

具体的には調教師に10%、騎手と厩務員にそれぞれ5%、あとはそこに源泉所得税やクラブの手数料諸々引かれて、実際には賞金の7割くらいが分配されると考えてください。

これに関しては馬主もほぼ同じ条件で、クラブ手数料の5%程度分だけ一口馬主が不利と考えていただければ問題ありません。

また、馬主は関係者達と密接になることが多く、お付き合い等で色々とお金が飛んでいく場合もあります。

一口馬主で実際にかかる費用は?

ここでは、サービス豊富で活躍馬も多い400口クラブ「キャロットクラブ」、40口クラブゆえに出費は大きいが最強馬の揃う「サンデーサラブレッドクラブ」、とにかくコスパ重視で費用が抑えられる「ノルマンディーオーナーズクラブ」の三者三様のクラブを例に挙げながら、それぞれの出費項目において実際にどのくらいの費用がかかるのか紹介していきます。

また、本項の最後には、クラブに入会し一口出資してから3年後に引退したと仮定した場合の総出費と、その費用をペイする為にどのくらい出資馬が稼ぐ必要があるのかをシミュレートしていきます。

①:クラブ入会費

クラブに入会する際に、初めの一回だけ支払う必要があるのがクラブ入会費です。

一部無料のクラブもありますが、基本的には月会費の半年分~1年分程度とられます。金額的には大きいですが、最初の一回のみで、2頭目、3頭目の出資の際は必要ないため長期的にみればそこまで大きなウエイトを占めている部分ではありません。

一例として、以下にクラブ入会費を記載します。

クラブ名 クラブ入会費
サンデーサラブレッドクラブ 32,400円(初回のみ)
キャロットクラブ 21,600円(初回のみ)
ノルマンディーオーナーズクラブ 10,800円(初回のみ)

 

②:クラブ月会費

こちらも一部無料のクラブがありますが、基本的には毎月定額で支払うことになります。

3000円程度に設定されているところが多いです。月会費が安いクラブはその分、サービスの面で劣っている印象があります。サービスを重視するか、コストパフォーマンスにこだわるかで選択するクラブは変わってきます。

クラブ名 クラブ月会費
サンデーサラブレッドクラブ 3,240円(年間:38,880円)
キャロットクラブ 3,240円(年間:38,880円)
ノルマンディーオーナーズクラブ 1,080円(年間:12,960円)

 

③:出資金

馬体価格になります。1口出資する場合は、募集価格を募集口数で割った金額が実際に支払う費用となります。

例は、各クラブの平均募集価格を募集口数で割った一口あたりの出資金額です。

クラブ名 出資金
サンデーサラブレッドクラブ(40口) 平均募集価格約3,500万円、一口当たり87.5万円
キャロットクラブ(400口) 平均募集価格約3,200万円、一口当たり8万円
ノルマンディーオーナーズクラブ(400口) 平均募集価格約1,300万円、一口当たり3.25万円

 

④:維持費

正直これがかなり痛いです。放牧に出されているか入厩しているか等、馬のおかれている状況によっても変わりますが、だいたい一月に競走馬一頭当たり50万程度かかります。

内容は主に餌代や馬を管理する為の人件費です。50万を募集口数で割った金額がひと月にかかる一口当たりの維持費となります。

クラブ名 出資金
サンデーサラブレッドクラブ(40口) 12,500円(年間:150,000円)
キャロットクラブ(400口) 1,250円(年間:15,000円)
ノルマンディーオーナーズクラブ(400口) 1,250円(年間:15,000円)

 

⑤:保険料

募集金額のだいたい3%程度を毎年支払う必要があります。他の費用と比較しても安価なため、これがネックになることは少ないです。

クラブ名 出資金
サンデーサラブレッドクラブ(40口) 年間:26,250円
キャロットクラブ(400口) 年間:2,400円
ノルマンディーオーナーズクラブ(400口) 年間:975円

 

⑥:総費用

それでは総費用を計算していきます。

2歳馬に一口出資し、3年後に引退した場合、1年目の費用は以下の表のようになります。

一口馬主で1年目にかかる総費用

サンデーサラブレッドクラブ キャロットクラブ ノルマンディーオーナーズクラブ
クラブ入会費 32,400円 21,600円 10,800円
クラブ月会費(12ヶ月分) 38,880円 38,880円 12,960円
出資金 875,000円 80,000円 32,500円
維持費(12ヶ月分) 150,000円 15,000円 15,000円
保険料 26,250円 2,400円 975円
合計 1,122,530円 157,880円 72,235円

2年目、3年目は1年目の金額から入会費と出資金を差し引き、それぞれ以下の表のようになります。

一口馬主で2年目以降にかかる総費用

サンデーサラブレッドクラブ キャロットクラブ ノルマンディーオーナーズクラブ
クラブ入会費 0円 0円 0円
クラブ月会費(12ヶ月分) 38,880円 38,880円 12,960円
出資金 0円 0円 0円
維持費(12ヶ月分) 150,000円 15,000円 15,000円
保険料 26,250円 2,400円 975円
2年目以降合計 215,130円 56,280円 28,935円

3年間を合計した総費用は・・。

まず、サンデーサラブレッドクラブが155万2,790円!流石に40口クラブだけあって額が大きいですね。とはいえその分賞金を獲得した時のリターンも大きいです。

出資金や維持費のウエイトが大きい分、総費用に占める月会費の割合が2.5%程度と低いので効率的なクラブといえます。

次に400口クラブのキャロットクラブは27万440円となりました。こちらは月会費の割合が15%近くあります。クラブサービスは嬉しいもののちょっと燃費が悪い気もします。2口以上の出資や複数頭出資する場合も、月会費の金額は増えるわけではなく固定なので、数を増やせば増やすほど効率を上げることはできます。

最後に費用を抑えたい人にオススメのノルマンディーオーナーズクラブは、13万105円です。そもそも出資金もだいぶん安いので単純な比較はできませんが、同じ400口クラブのキャロットクラブの半分の費用なのは、魅力的なポイントです!

 

一口馬主は実際に儲かるのか?

さて、上記では、一口馬主になるために、かかる費用について説明していきましたが、本項では、これらの費用をペイするためにはいくら賞金を稼いでもらう必要があるか計算してみましょう。

実際の競走馬をもとに、一口馬主は儲かるか計算してみる!

ここまでは一口出資した場合の総費用を算出してきたので、今度は単純に総費用×募集口数が必要な賞金金額となります。ただ前項でも述べた通り、賞金のうち3割程度は調教師や騎手の取り分、税金等で減るので、さらに10/7倍します。

結果は以下の表の通りです。

サンデーサラブレッドクラブ キャロットクラブ ノルマンディーオーナーズクラブ
必要な賞金金額 8873万857円 1億5453万7143円 7434万5714円

上記の金額では、それがどのくらいなのか想像しにくいと思うので、参考までに、総獲得賞金1億5000万円の競走馬「バウンスシャッセ」、8000万円の競走馬「デグラーティア」の戦績を載せておきます。

バウンスシャッセ デグラーティア
レース名 着順 賞金 レース名 着順 賞金
2歳新馬 1 700万円 2歳新馬 1 700万円
札幌2歳S(G3) 14 0円 フェニックス賞(OP) 1 1621万円
アルテミスS(OP) 10 0円 小倉2歳S(G3) 1 3261万円
寒竹賞(500万下) 1 1015万円 阪神ジュベナイルF(G1) 14 0円
フラワーカップ(G3) 1 3459万円 ファルコンS(G3) 13 0円
皐月賞(G1) 11 0円 桜花賞(G1) 9 0円
優駿牝馬(G1) 3 2801万円 ジュライS(1600万下) 3 456万円
函館記念(G3) 16 0円 北九州短距離S(1600万下) 1 1891万円
紫苑S(OP) 12 0円 北九州記念(G3) 5 400万円
秋華賞(G1) 7 0円
愛知杯(G3) 8 0円
中山牝馬S(G3) 1 3554万円
ヴィクトリアマイル(G1) 13 0円
マーメイドS(G3) 15 0円
愛知杯(G3) 1 3664万円
中日新聞杯(G3) 5 410万円

いかがでしょうか?この金額には手当など本賞金以外が含まれていない為、実際より少し厳しめにはなっています。

また、クラブ入会時、一口出資という条件なので入会費や月会費が丸々一頭に乗っかってきています。とはいうものの、この条件下では少なくとも出資馬がOPクラスまで勝ち上がれるような馬でないと、プラス収支すら厳しいということは、お分かりいただけたかと思います。

結論として一口馬主は儲かるのか

ここまで読んでいただいた方なら、だいたい予想は付くと思いますが、はっきり言ってかなり難しいです。

JRAの調べでは一頭の競走馬に出資してプラスになる確率はわずか12.8%という結果が出ています。普通にやっても9割弱の人が負けるということです。

株やFX、競馬など、なんでもそうですが基本的には大半の人が負けています。しかし、その中でも常に勝ち続ける人がいます。彼らに共通するのは、他を凌ぐ知識量や巧みな戦術を持っているということです。

一口馬主でいえば、馬の能力・資質を見抜く力「相馬眼」や血統に対する知識が重要になります。血統表を見て良配合だと分かる人や足の形を見て怪我をしにくい作りと分かるだけでも勝率は上がることでしょう。

それこそ馬体を見ただけで「これは大物だ」と分かる人ならばプラス収支も夢ではありません。

競馬の世界というのは強い馬が一頭でいくつものレースを勝つので、一部の馬に賞金が集まる傾向があります。1円も稼げない馬がいれば、10億稼ぐ馬もいるわけです。その一握りの大物を幼少時の時点で見抜ければ、大金を手にすることができるでしょう。

しかし、その域に達するには長い年月と努力が必要になるのは言うまでもありません。

少なくとも一口馬主を始めて数年は、運を味方につけない限りはマイナスになると思います。実際に出資してみて反省点を見直しながら勉強を重ね、大半の人がぶつかる壁を乗り越えてようやく安定してプラス収支を実現できるようになります。

さて、ここまで厳しいことばかり言ってきましたが、これはあくまで一口馬主を「儲け」の手段として見た場合の話です。私自身、相馬眼なんて持ち合わせていませんし、血統に関してもダービースタリオンで培った知識がある程度です。

もちろん、稼げたら嬉しいのは確かですが、「たくさん勉強してプラス収支にしてやる!」という気概があるわけでもありません。

では、何のために一口馬主やってるの?と思う方もいるかもしれません。それについては次項で触れていきます。
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では、一口馬主のメリットは何か

前項で儲けるのは難しいと言いましたが、実際のところ5万人程度いると言われている一口馬主の会員のほとんどが、利益を度外視して、ロマンを追及していることがほとんどです。

私も「なぜ一口馬主をやってるの?」と問われたら「楽しいから」と答えます。趣味として単純に面白いのです。それこそが一口馬主のメリットといえます。

では何が楽しいのか、以下に列記していきます!

①:自分の馬が出走する喜び

クラブによって出資時期は異なるものの、出資時期はデビューより1年以上前になります。そんな仔馬の時代から出資馬に関わることになります。

馴致訓練やゲート試験、歩様の癖や性格など、デビューまでの間にも色々と試練があって、その中で出資馬が少しずつ成長して、どのような馬なのか見えてきます。

この愛馬を見守っている期間というのは期待や心配で本当にワクワクドキドキします。ちょうど、子供の成長を見守っているようなそんな気分になります。

それだけ長い期間見守ってきたわけですから、それだけ愛着も湧きますし、初めてレースに出走する時というのは本当に感慨深いものがあります。更にレースに勝ちなんてすればその喜びは計り知れませんし、怪我をしてしまえばかなり落ち込みます。

そんな愛馬の活躍や近況に、一喜一憂する毎日が一口馬主の最大の魅力と言えるでしょう。

そして、同時に一頭の競走馬がデビューするまでの大変さと、そしてレースを勝ち上がることの難しさを痛感するはずです。

一口馬主をやることで競馬の奥の深さを感じることができるはずです。

②:好きな馬の子供に出資する楽しみ

競馬は血を繋ぐストーリー、なんてよく言われることですが、長年競馬をやっている人であれば、好きな馬が何頭かいると思います。

私の場合であれば、クロフネやウインバリアシオン、カンパニーなどです。競走生活を追っていくうちに、好きになったこれらの馬が種牡馬になり、仔が生まれたとあればその仔も追いかけたくなるのが人情です。

好きな馬の仔を今度は幼少時から追っていく、そんな楽しみ方も一口馬主の醍醐味です。

③:自分の名付けた馬が頑張る姿を見守る

私が一口馬主をやる目的の一番の理由でもある、競走馬のネーミング。クラブによって方法は違いますが、基本的に出資者の中から馬名を募ってその中から選出され、クラブによっては命名者に「名付け親証明書」まで発行されます。

想像してみてください。もし、あのディープインパクトの名前をあなたが名付けたのだとしたら・・。

今や誰もが知っているディープインパクトです。日本中のみんながあなたの付けた名前を見て、呼んで、時には叫ぶのです。

ディープインパクトの例はやりすぎかもしれませんが、そこまで活躍しなくとも、レースに出走すればたくさんの人がその名前を目にします。それだけでも、一口馬主になる大きなメリットであると言えます!

自分の名付けた馬、という時点で愛着は半端なく、ロマンがありますよね!

④:様々なクラブサービスで楽しさ倍増

愛馬牧場見学やゼッケンプレゼント、勝利時やデビュー時の写真プレゼント、会誌など、会員費を払っている分、クラブ側も様々なサービスを用意してくれています。

一口馬主ライフをより一層楽しいものに変えてくれますし、これは一般の馬主にはない特権かもしれません。

一口馬主のデメリットは何か

メリットの裏には必ずデメリットがあります。本項では、一口馬主になる際に注意してもらいたい点やデメリットについて、詳細に説明していきます。

①:出資金の元本保証はない

一口馬主では出資金の元本保証はありません。金銭的なリスク、それが一口馬主の唯一にして最大のデメリットです。

出資した馬が怪我をして競争能力を喪失したり、全く勝てなかった場合、その馬に掛けたお金はほとんど戻ってきません。当たり前のことですがよりハイリスクハイリターンのクラブや馬を選ぶほど、馬が走らなかった場合のダメージは大きくなります。

一般の馬主と一口馬主で比較すると、例えば馬体価格1000万円の競走馬に出資し、一度もレースにでることもなく引退した場合、以下のような損失が生まれます。

馬主 40口クラブ 400口クラブ 10000口クラブ
損失 1000万円 25万円 2.5万円 1000円

出資口数や馬体価格が2倍になれば当然損失額も2倍です。維持費や会費も戻ってきません。

馬は生き物ですので何が起きるかわかりません。支払った額が戻ってこない可能性も想定して、無理のない範囲での出資を推奨します。

一口馬主になりたい方へ、経験者が送る言葉

最後に、一口馬主になりたいという方に向けて、経験者である私がいくつかの体験談を送ります。ぜひ一読し、参考にして頂ければ幸いです。

資産運用ではなく趣味として楽しむ

私もそこそこ長い間、一口馬主をやってきましたが、あたりまえのようにマイナス収支です。

私の一口馬主をやる理由で一番大きいのが「競走馬のネーミング」で、場合によっては募集割れの馬に出資することもあるくらいです。

募集割れしているということは、当然人気がなく、誰も走ると思っていない馬ということになりますが、同時に名付け親のライバルも少なくなります。

しかし、せっかく自分が名付け親になれたのなら、できればレースにも勝ってほしいという欲も出てくるので難しいところです。

私が今まで一口馬主をやってきて思ったことは「一口馬主は資産運用目的でやるのではなく、趣味として楽しむもの」です。

一口馬主でしっかりと儲けられてている方からすれば「努力が足りない」「センスがない」と思われても仕方のないことですが、少なくとも私には資産運用として一口馬主をやるのは向いていませんでした。

私も始めのうちはプラス収支にしたいと意気込んでいましたが、金額ばかりを追っていると、結果が伴わない際に精神的に追い詰められることも多く、純粋に楽しむことができなくなりました。

しかし、数年経験して、一口馬主を利益目的でなく趣味として見るようになり、余裕資金でできる範囲の無理のない出資にシフトしてからは、むしろ面白くて、一生続けたいなと思えるようになりました。

いつかは、あたりを引く可能性もある

一口馬主を趣味目的でやるからと言って、利益を一切期待してないわけでもありません。私のようにネーミング目的で馬体価格が安く人気もない馬ばかり出資していても、いつかは当たりを引く可能性だってあります。

よく例に出されますが、ルージュバックという牝馬をご存知でしょうか。

募集が満口になるまでかなりの時間を要していましたし、募集時点ではあまり人気のある馬ではありませんでした。しかし蓋を開けてみれば重賞4勝、G1でもそこそこ好走し、総獲得賞金は3億4649万円となりました。

募集クラブのキャロットクラブは400口募集ですので、出資金6万に対して86.6万稼いでくれたわけです。

趣味として楽しみながらも、もしかしたらルージュバックのような大当たりを引けるのではないかという、宝くじのようなワクワク感。このバランスが結構絶妙であると言えます。

株やFXの場合だと、やはり利益目的でしか見れませんし、宝くじの場合、当たるまでのプロセスに面白みはありません。

余裕資金の範囲で出資がおすすめ

ここまで述べてきたた通り、一口馬主は決して投資商品としては安定したものではなく、儲けの手段としては難易度の高いものといえるでしょう。

そのため、新しく一口馬主を始めようと考えている方は、とりあえず最初は余裕資金の範囲で出資してみることをオススメします。

2,3年まったりとやってみて、才覚ありと確信すればプラス収支を目指してみても良いですし、そうでなくても十分に面白いと感じるのなら、そのまままったりと趣味として楽しみながら、いつか大当たりを引くのを夢見て続けると良いでしょう。

あくまでこれは持論ですので、一口馬主をやる目的がどこにあろうと人それぞれだと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

私の場合、幼少時にやったダービースタリオンがきっかけとなって競馬をやるようになり、働き始めてお金に少し余裕が出てきたこともあって、なにか新しいことをやってみようと考えていた時に、この一口馬主と出会いました。

紆余曲折はあったものの、今では一口馬主を始めて本当に良かったと思っていますし、競走馬のバックヤードを知ることで、より競馬や経済動物として生きている馬のことが好きになりました。

重ねてになりますが、競馬や競走馬そのものが好きな方にとって一口馬主は非常に面白い投資商品です。

是非一度、カタログを請求いただき入会を検討してみることをオススメします。

あなたに充実した一口馬主ライフがあらんことを!

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