どうも、しーぷです!
今回は、ポケモンソード・シールドをプレイした感想やレビューを、2万文字を超すボリュームで熱く語ります!
前半はネタバレなしの感想を書き、後半はネタバレありで、クリア後の評価やレビューを書きます!(ネタバレ要素がある見出しの前には、「ここからネタバレ」と書いています。)
また、記事下部には、私が撮影したスクリーンショットやゲーム画像を多く貼るので、そちらも見て頂ければ幸いです!
さらに、ポケモンシリーズの大きなターニングポイントになるであろう「剣盾ショック」についても触れていきますので、本作の購入を考えている方は是非参考にしてください!
以下、目次になります。
Contents
- ポケモンソード・シールドとは?
- ポケモンソード・シールドのストーリーの概要!
- ポケモンソード・シールドのシステムや新要素は?
- ポケモンがリストラに!?「剣盾ショック」とは?
- ポケモンソード・シールドの良い口コミやレビューを紹介!
- ポケモンソード・シールドの悪い口コミやレビューを紹介!
- ポケモンソード・シールドをプレイした感想を熱く語る!
- ポケモンソード・シールドをプレイすべき人はどんな人?
- ポケモンソード・シールドのストーリーをクリアしてわかったこと
- ポケモンソード・シールドクリア後にやること!ポケモン厳選までの流れは?
- ポケモンソード・シールドのクリア後の評価!良かった点も合わせて語る!
- ポケモンソード・シールドのストーリーをクリアして見えた悪かった点
- ポケモンソード・シールドをプレイした人におすすめの他のゲームを紹介
- ポケモンソード・シールドの画像とスクリーンショット23選!
- まとめ
ポケモンソード・シールドとは?
本作は、2019年11月15日に発売されたポケットモンスターシリーズ8作目にあたる完全新作で、公式の略称は「ポケモン剣盾」です。
全世界同時発売のタイトルで、言語は日本語、英語、韓国語、中国語(繁体字)、中国語(簡体字)フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語の9言語に対応しています。
ガラル地方という新たな舞台で、新しいポケモンと出会い、絆を深めながら、憧れのリーグチャンピオンを目指します。
以下、本作の開発会社や開発に携わった主要メンバー、商品情報などを簡単におさらいしていきます。
①:開発会社
今まで通り、ゲームの開発は「ゲームフリーク」が担当し、3Dモデリングの制作が「クリーチャーズ」、ゲームソフトのプロデュースおよび商品展開は「株式会社ポケモン」が行います。
②:開発スタッフ
プロデューサーはゲームフリーク創設メンバーの一人であり、ゲームBGMの作曲者でもある「増田順一」氏、ディレクターはサン・ムーンでもディレクターを務めた「大森滋」氏が続投されています。
ゲームBGMの担当は、「戦闘!エーテル財団トレーナー」、「戦闘!ルザミーネ」などのBGMで知られる「足立美奈子」氏に、ソリティ馬の神曲「頂点への挑戦 」やサン・ムーンの「戦闘!しまキング・しまクイーン 」の作曲者「一ノ瀬剛」氏が参加しています。
③:商品情報
パッケージ版・ダウンロード版は定価5,980円(税別)で、ダウンロード版には特典として「クイックボール」が12個ついてきます。
ポケットモンスター ソード/Switch/HACPALZAA/A 全年齢対象
ポケットモンスター シールド/Switch/HACPALZBA/A 全年齢対象
ダブルパック版は定価11,960円(税別)でソードとシールドのダブルパックです。特典として、「ジャラコ」と「ヨーギラス」のマックスレイドバトルに挑戦できるシリアルコードがついています。
Nintendo Switch Lite ザシアン・ザマゼンタは定価19,980円(税別)で、ソード・シールドの伝説のポケモン「ザシアン」、「ザマゼンタ」がプリントされたモデルです。ゲームソフトは別売りです。
Nintendo Switch Lite ザシアン・ザマゼンタ
モンスターボール Plus 定価4,980円(税別)は、コントローラーとしては使用できませんが、お気に入りのポケモンをモンスターボール Plusに入れて現実世界で連れ歩くといった遊び方ができます。
Nintendo Switch モンスターボール Plus 任天堂
ポケモンソード・シールドのストーリーの概要!
本作の舞台やストーリーの目的を簡単に紹介させていただきます。ネタバレになる為、暗躍する組織や物語のテーマについては触れません。
①:冒険の舞台はガラル地方
本作の舞台、ガラル地方は人とポケモンとが力を合わせて産業を発展させてきた背景があり、近代的な都市から、昔懐かしい田園風景、険しい雪山から地平線まで伸びる広大な草原まで、さまざまな表情を見せてくれる地方です。
冒険の途中で見られる地上絵がイギリスの「ヒルフィギア」と呼ばれている地上絵とも酷似しておりますので、本作の世界観の雰囲気も考慮すると、ガラル地方のモチーフはイギリスということで間違いなさそうです。
②:ガラル地方のチャンピオンを目指す冒険
前作は、島を巡りながら試練を熟し、しまキングとしまクイーンに挑戦することでストーリーが進んでいきましたが、本作は従来のジムリーダー制に戻っています。
各地のジムリーダーに勝負を挑み、ジムバッジを集め、最終的には1年に一度行われる「チャンピオンカップ」で優勝することが本作の目的となります。
ポケモンソード・シールドのシステムや新要素は?
本作には非常に多くの新要素が収録されています。本項では、その中でも個人的に特に注目している要素について、紹介させていただきます。
①:ダイマックス
本作の目玉システムの一つです。特定の場所で、ポケモンが巨大化して強くなる現象のことを「ダイマックス」といいます。ダイマックス状態になると能力値が上がる他「ダイマックス技」という強力な技が使えるようになります。
システム的には、前作までの「メガシンカ」と「Z技」を一つにしたイメージで考えて頂ければわかり易いかと思います。
「ダイマックスバンド」という専用アイテムを使うことで、全種類のポケモンを巨大化させることが可能ですが、3ターンで元に戻ってしまうので、どのタイミングで使うか、という戦略的な面白さもあります。
今作ではダイマックスシステムと引き換えに「メガシンカ」と「Z技」が廃止されてしまうので、少々寂しい気持ちはあるのですが、メガシンカありきだった対人戦環境が、今後どのように変化するかについては非常に興味があります。
②:キョダイマックス
ポケモンの中には「ダイマックス」した際に、「キョダイマックス」といって、大きさだけでなく姿形も変わるポケモンがいます。
ダイマックス技も専用のものが用意されていて、例えばちょうちょポケモン「バタフリー」は光り輝く鱗粉を纏った羽を持つ姿に変わり、むしタイプの技が「キョダイコワク」という専用ダイマックス技に変化します。
敵ポケモン全員をどく、まひ、ねむりのいずれかの状態異常にするという技で、ファイナルファンタジーシリーズのモルボルの「臭い息」を彷彿とさせる害悪さです。
ちなみに前作、「ポケットモンスター Let’s Go ピカチュウ、Let’s Go イーブイ」のデータがあると、キョダイマックスができる特別なピカチュウとイーブイを貰うことができます。また、ソード・シールド発売から2か月限定でキョダイマックスができる特別なニャースを貰うこともできます。
③:ワイルドエリア
本作には「ワイルドエリア」といって、ポケモンシリーズで初めてカメラアングル操作が可能となる広大なフィールドが登場します。ワイルドエリアには、たくさんのポケモンが生息する他、天気によって登場するポケモンが変わるなど、「ダイマックス」に並ぶ今作の目玉要素となっています。
また、フィールド上には「ポケモンの巣」といって、ダイマックスポケモンが出現する箇所があり、この後紹介する「マックスレイドバトル」に挑むことが可能です。
④:マックスレイドバトル
ワイルドエリアでポケモンの巣を調べると、野生のダイマックスポケモンと戦う「マックスレイドバトル」に挑戦することができます。
ポケモンGOのレイドバトルのシステムをソード・シールド用にリファインしたイメージで、ソロプレイだけでなく、最大4人のマルチプレイにも対応しており、4人プレイの場合は、ポケモンを一匹ずつ出し合い、ダイマックスポケモン一体に対しポケモン4体で挑む構図となります。
ダイマックスポケモンを倒すと、捕獲にチャレンジできる他、「けいけんアメ」という、経験値をポケモンに与えることができるアイテムが手に入ります。
⑤:ポケモンキャンプ
本作の、ポケモンとのふれあい機能です。
「ポケじゃらし」やボールなどの遊び道具でポケモンと一緒に遊んだり、「カレー」を作ってポケモンに食べさせたりしながら、ポケモンと触れ合い、なつき度を上げることができます。
⑥:カレー
ポケモンキャンプのところでも紹介しましたが、本作ではポケモンキャンプ中にカレーライスを作ることができます。
- 食材ときのみを選ぶ
- 火加減の調整
- カレーを混ぜる
- まごころをこめる
上記のステップを経てカレーは完成しますが、そのカレーの種類はなんと100種類以上あります!
また、作ったカレーは「カレー図鑑」にも登録されるので、ポケモン図鑑以外の収集要素としてもやり込むことができます。
⑦:YY通信(ワイワイ通信)
本作のローカル通信機能および、インターネット通信機能を指します。
シリーズおなじみの通信交換や通信対戦はもちろんのこと、ワイルドエリアでは他のプレイヤーのポケモンキャンプに訪れたり、マックスレイドバトルで協力プレイすることも可能です。
⑧:きせかえ機能
前作までで好評だった「きせかえ機能」が本作でも続投されています。
着せ替え可能な服装の種類や数が増えただけでなく、髪型や髪の色、目の色、眉毛の太さ、主人公が女の子であれば化粧も変えることができるなど、前作以上に幅広いコーディネートが可能となっています。
⑨:バトルスタジアム
前作までのレート制は廃止され、頂点を目指すガチ対戦「ランクバトル」と、気軽に楽しむ「カジュアルバトル」が用意されています。
ランクバトルでは、「ビギナー級」、「モンスターボール級」、「スーパーボール級」、「ハイパーボール級」、「マスターボール級」の5段階のランクが用意されています。
はじめはビギナー級からスタートし、バトルに勝利することで貰えるランクポイントが、一定の値まで達すると、次のランクに上がることができます。最高位である「マスター級」までランクが上がると、今度はランキング戦に切り替わり、頂点を目指す戦いに参加することができます。
ランクバトルはシーズン制となっており、1シーズンが終わると一定のランクダウン処理が行われ、新しいシーズンが始まります。
またそれ以外にも「インターネット大会」といって、公式もしくはプレイヤーが大会の主催者となって、大勢のプレイヤーの中から優勝者を決める対戦形式も収録されています。
⑩:せいかく補正の変更
個人的に凄く嬉しかったのが、本作から追加された「ミント」というアイテムで、せいかく補正を変更できる点です。
ポケモンには「わんぱく」、「おだやか」、「なまいき」のように25種類のせいかくがあり、せいかくによってパラメーターに補正がかかる仕様となっています。
例えば、「おくびょう」のせいかくであれば、こうげき0.9倍、すばやさ1.1倍のようにパラメーターに補正がかかります。
普通にプレイするだけならあまり意識しなくても良いのですが、ガチの対人戦に挑む場合はせいかくの厳選も非常に重要になります。
上記の「おくびょう」の例でいえば、こうげきにマイナスの補正がかかりますが、特殊技メインのアタッカーであれば、すばやさのプラス補正の恩恵だけ受けられる、全く無駄のないせいかくということになります。
このように、ポケモンのバトルでの役割によって、ある程度適しているせいかくが決まってしまっている為、いわゆる「使えないせいかく」が存在しました。
特にプラス補正やマイナス補正がない平均的なせいかくである「がんばりや」や「すなお」などは、ゴミせいかく扱いされていて、不憫でしたし、狙ったせいかくを手に入れる方法があるとはいえ、せいかく厳選自体手間でもありました。
しかし、今作からは、「ミント」の登場により、せいかくはそのままに、せいかく補正だけ変更することが可能となっています。
「がんばりや」のポケモンなんて想像するだけでも可愛いですし、このように自分の好みのせいかくのポケモンで、対人戦に挑めるのは非常にありがたいです。
⑪:えいようドリンクが更に良アイテムに
ポケモンシリーズには、インドメタシンやタウリンといった「えいようドリンク」が登場しますが、これを使用することで、ポケモンの各パラメータの「きそポイント」を上げることができました。
きそポイントは別名「努力値」とも呼ばれる隠しステータスで、ポケモン一匹に付き上限は510(一つの能力の上限は252)となっています。
努力値が実際のパラメータに与える影響は大きく、仮にレベル100のポケモンの「こうげき」のステータスで比較すると、努力値を一切振ってないのと、全振り(252振り)とでは、能力値に64も差がついてしまいます。
通常プレイではそこまで気にする必要はありませんが、前述したせいかく補正も合わせると、同じ種類のポケモンでも全然違うステータスを持つポケモンになるので、対人戦において計画的な努力値振りは欠かすことができません。
話を戻しますが、前作までは、えいようドリンクで上げられる努力値が100までと決まっており、残りの152はポケモンを倒すなどして稼ぐしかなく、面倒な作業を強いられていました。
しかし、今作からは努力値振りすべてがえいようドリンクで完結しますので、だいぶポケモンの育成が楽になりました。
⑫:ニックネームの変更、技思い出し、技忘れについて
本作では、なんと序盤からポケモンセンター内施設で、「ポケモンのニックネームの変更」、「技の思い出し」、「技忘れ」ができます。
しかも、前作までのように技の思い出しに「ハートのウロコ」を要求されることもありませんので、気軽に技を入れ替えることが可能となりました。
せいかくや努力値の件もそうですが、シリーズを重ねるごとにどんどん育成が便利になって本当に助かります。ルビーサファイア時代から対人戦用のポケモンを育成していた身からすると、育成難度の差には驚かされるばかりです。
⑬:リージョンフォーム
前作にも「アローラのすがた」のように、既存のポケモンの別地方の姿である「リージョンフォーム」が存在しましたが、本作にも「ガラルのすがた」として、「マタドガス」や「ポニータ」などが別の姿として登場しています。
まだ私も一部のリージョンフォームとしか遭遇していませんが、今後どのような「ガラルのすがた」のポケモンが登場するのか楽しみです。
⑭:ソードとシールドの違い
前作までもそうでしたが、今作でもパッケージによって出現するポケモンが異なっています。
パッケージのデザインにも描かれている伝説のポケモンは勿論のこと、例えば、ドラゴンタイプのポケモンであれば「モノズ」と「ジャラコ」はソードのみ、「ヨーギラス」、「ヌメラ」はシールドのみにしか出現しません。
他にも「ネギガナイト」はソード、「ガラルポニータ」はシールドのみ出現します。
また、一部のジムではシムリーダーが変わる場所もあり、例えばかくとうタイプの使い手「サイトウ」はソードのみ、ゴーストタイプの使い手「オニオン」はシールドにのみ登場します。
⑮:おまかせレポート
Switchは本体の仕様上、スリープしたまま放置するプレイヤーが多い傾向があります。
オートセーブ機能がないと、そのままセーブするのを忘れてゲームの電源を落としてしまうプレイヤーが続出するのではないかと、開発側が懸念して、今回から「おまかせレポート」というオートセーブ機能を実装してくれています。
こういう細かな配慮は嬉しいですね。
⑯:エンカウント方法
今作はシリーズおなじみのランダムエンカウントと、「ポケットモンスター Let’s Go ピカチュウ、Let’s Go イーブイ」で採用されていたシンボルエンカウントの両方が存在します。
RPGとしては珍しい試みですが、これはフィールド上にポケモン達が息づく世界観と、バトル画面に切り替わるまで、どんなポケモンが飛び出してくるかわからないワクワク感の両方を楽しんでほしいという開発者側の意図があったからです。
⑰:ポケジョブ
本作には「ポケジョブ」という、ポケモンを派遣するシステムがあります。
ガラル地方の大学や企業にお手伝いとして、ポケモンを送り込むと、派遣していた時間に応じて経験値がもらえたり、アイテムを貰うこともできます。
ポケモンがリストラに!?「剣盾ショック」とは?
本作を語る上で、避けては通れないのが、ポケモンのリストラ問題です。本項では、「剣盾ショック」とまで言われ、大きな騒ぎにもなったこの問題について詳しく解説させていただきます。
①:剣盾ショックって何?
以下はポケットモンスターソード・シールドのプロデューサーを務める増田順一さんの言葉です。
ハードがNintendo Switchに移行し、ポケモンたちをよりきれいなグラフィックで活き活きと描けるようになりましたが、その反面、これまでと比較して開発に多くの時間が掛かるようになりました。
一方で、ポケモンの総数も、新たなポケモンや既存のポケモンのフォルムチェンジなどを含めると1000を越えるようになっています。
これによって、グラフィックをハードの変化に適応したクオリティーにすることのほか、バトルの面でも、新たな個性を持ったポケモンを活躍させることや相性のバランス調整をすることが非常に困難になりました。
今回の決断の理由にはそうした事情があり、これから先の作品ではすべてのポケモンを登場させるのは難しいという決断に至ったのです。
(引用:ポケモン公式HP)
今までなんだかんだ全ポケモンが続投されてきていたので、油断していましたが、「ついにきたか」という感じです。
当たり前のことですが、ポケモンの数が増えれば増えるほど、開発する上での負担は大きくなりますし、どこかで今回のような決断はしなければならなかったのだと思います。
ポケットモンスターX・Y以降、「メガシンカ」や「Z技」などインパクトのあるシステムを投入することによって、新ポケモンの数を抑える手法が取られてきました。
今回のダイマックスもポケモン数対策の意味合いがあると踏んでいたので、なんとか全ポケモンを収録できているのだと踏んでいましたが・・。
今回のポケモンのリストラは世界的な大炎上となり、開発会社への失望や批判の声が殺到。海外では全ポケモンを出すよう署名活動が行われるなど、大きな騒ぎとなりました。
②:ポケモンリストラの背景
ポケモンシリーズは世界レベルの超巨大タイトルですし、一般的なタイトルとは比べ物にならない程のファンを抱えています。またゲームの性質上、ポケモンという生き物そのものの魅力が大きく、ポケモン一匹一匹に強い思いれ入れを抱くプレイヤーがいます。
そういう事情もあって、開発会社側もなんとか全ポケモンを収録しようと努力を重ねてきました。
最初からもう少し数を抑えるべきだったのかもしれませんが、やはり、ポケモン新作といったら、まだ見ぬ新しいポケモンと出会うワクワク感こそが醍醐味です。
また、スタートからエンディングまでの間、新鮮味が損なわれない程度に、適度に新ポケモンを配置していくだけでも、そこそこ纏まった数のポケモンが必要になります。
新ポケモンが少なければそれはそれで叩かれますし、なにも開発会社側も無計画にポケモンの数を増やしていったわけではないとは思いますが、今や総ポケモン数は809匹にまで膨れ上がってしまいました。
そこに更に今作のポケモンが加わり、1000種類の大台も見えてきています。
シリーズ最大の魅力であるポケモンが、同時にシリーズ一番の足枷になっているのは言うまでもなく、なにか面白いアイディアがあっても、ポケモンの多さが邪魔して実現できない、なんてことも多いはずです。
何か一つシステムを変更するだけでも、全てのポケモンに適用しなくてはなりませんし、1000種類近くのポケモンがいる中で、ゲームバランスを適正に保つ難易度も相当高くなってきています。
作品間で流用しているものも多いとはいえ、モデリングやモーションの作成も尋常じゃないくらいの工数が掛かっています。
③:ポケモンのリストラに対する個人的な感想
シリーズものは、常にファンの期待を背負う立場にあり、同時に偉大なる過去作達とも比べられてしまう立場にもあります。
そして、長く続くシリーズである程、また、ビックタイトルである程、開発難易度は高くなり、失敗するリスクが上がるのは言うまでもありません。
特に、ポケモンは、どんなに他の要素が優れていても、全ポケモンが揃わないのであれば、満足しないプレイヤーが続出してしまいますし、その時点で「大成功」とは言えなくなってしまうのが悲しいところです。
とはいえ、実はルビーサファイアの時代にも今回と同じようなリストラがあったのですが、最終的には全てのポケモンが揃ったという歴史があります。
リストラといっても、今作で登場する予定がないというだけで、今後二度とシリーズに登場しないというわけではないですし、個人的な観測ですが、数年もすれば、全ポケモンが一同に会するタイトルが発売されるのではないか、とも見ています。
ポケモンソード・シールドの良い口コミやレビューを紹介!
発売してまだ日は浅いですが、現時点で挙がっていた良い口コミやレビューを本項では紹介させていただきます。
①:育成周りが神仕様すぎる
発売前の前情報ですでに高く評価されていましたが、本作の育成周りの環境について称賛している方は多いです。やはり、努力値振りという苦痛な作業がなくなったというのは大きいです!
私も前作までは、なんとか個体値や性格厳選できる環境までは整えても、いざ努力値を振るとなると面倒くさくて、そこで立ち止まってしまうことも多かったのですが、今作の仕様であれば、久々に本気でランクバトルに挑むことができそうです。
②:トビー・フォックスのBGMに期待!
「undertale」の作者トビー・フォックスさんが、ゲームフリークの新作RPG「リトルタウンヒーロー」に楽曲を提供したことで、一時期話題になりましたが、そのままポケットモンスターソード・シールドのBGMも担当しています。
私もundertaleのサウンドトラックを買うぐらいトビー・フォックスの作る曲が好きなので、聞けばすぐにわかるはずですが、今までプレイした段階ではまだ流れた様子はありません。
どこで聞けるか今から楽しみです。
とはいえ、ここまでゲームフリークとトビーフォックスが繋がっているのも妙な気がします。もしかしたら、undertaleの姉妹作「deltarune」の開発にゲームフリークが協力しているのかもしれません!
③:ワイルドエリアをただ歩き回るだけでも楽しい
今作の目玉要素であるワイルドエリアですが、広大なフィールドを駆け巡る楽しさだけでなく、探索要素やアイテム収集要素も盛りだくさんで、ポケモンというゲームともよくマッチしています。
序盤から仲間にできるポケモンの種類も多く、かなりレベルの高い敵が、普通にフィールドを歩き周っていますので、今までのポケモンとはだいぶ違う印象を受けたプレイヤーも多いでしょう。
その分、プレイングの自由度も広がり、新鮮味も感じさせる作りとなっています。
私は無謀な戦いに挑戦するのが好きなので、何度も全滅しそうになりながら、ワイルドエリアを冒険しています。
④:演出やカメラワークが格段に進化
ゲームシステムの基本的な部分は今まで通りですので、革新的な進化した!とまではいきませんが、その分、カットシーンやカメラワークが格段に進化していて、前作以上にイベントやバトルが盛り上がるよう工夫されています。
また、キャラクター達の表情も豊かで、見ているだけでも楽しくなりますし、主要キャラクターとのバトル時も合間にカットシーンとセリフが入るので、前作以上に白熱します。
⑤:ランダムエンカウント要素が減ってストレスが少なくなった
上の項でも触れた通り、本作はランダムエンカウントとシンボルエンカウントが混在した作りとなっています。
前作までは、野生ポケモンと戦いたくない時でも、問答無用でポケモンが出てきてしまい、ストレスを感じるプレイヤーも少なくありませんでした。
今作はシンボルエンカウントがメインとなっているので、戦闘によってプレイが中断されたり、イライラせずに進めていけるので、かなり快適です。
ポケモンソード・シールドの悪い口コミやレビューを紹介!
同じく、悪い口コミやレビューについても紹介させていただきます。
①:自分の好きなポケモンが出てこないことを知って萎えた
やはりこういう声は多いですね。
リーク情報も含めると、もうほとんど登場ポケモンは判明してしまっているようですが、私自身、自分の目で確かめたい性格なので、できる限り情報はシャットアウトしています。
とはいえ私もランターン、ルガルガン、トリトドン、グラエナあたりが滅茶苦茶好きなので、ここらへんが軒並み選外だと、かなりやる気を削がれてしまいそうです。
②:あまり進化が見られない
ハードがSwitchに移行して、ポケモンシリーズがどのように進化するのかについては、誰もが期待していたと思いますが、中には期待外れだったという意見も少なくはありません。
少なくとも前作と比較すれば、登場ポケモン数の面以外は明らかに進化していますが、Switchの他のタイトルと比較してしまうと、グラフィック面では「並」程度の評価です。
グラフィック以外で言えば、キャラクターボイスがついていないという点も気になるところです。
③:メガシンカの廃止が悲しすぎる
メガシンカと入れ替わる形でダイマックスが追加されたとはいえ、メガシンカがあったからこそ輝いていたポケモンも少なくないですし、またそのメガシンカポケモンを最大限活躍できるようにパーティーを構築してきました。
そのため、それがすべてリセットされてしまうのは確かに寂しいものがあります。
ましてやメガシンカはポケモンの姿そのものが変わりますし、その姿が好きだった人は悲しいですよね。
④:ワイルドエリアでのフレームレートの低下が著しい
プレイングに影響が出るレベルではないですが、ワイルドエリアで雨や雪が降っている状況で、かつシンボルモンスターが多く画面内に移っていると、急激にフレームレートが低下します。
ポケモンソード・シールドをプレイした感想を熱く語る!
今回も例のごとく0:00購入しようとしたのですが、ソード・シールドは0:00販売が許されていないようで、とりあえず朝一で購入してからぶっ通しでプレイして今この記事を書いています。
正直、本作は「剣盾ショック」のこともあったので、かなり不安が大きかったのですが、やっぱり新ポケモンと出会うワクワク感っていいもんですね。
何年経ってもこの楽しさは変わりません。
①:遠くまで広がる景色がワクワク感を誘う
グラフィックの向上も大きいのですが、本作は遠くの景色まで良く見えるようになっており、道路を歩いていても、遠くのほうに次に向かうタウンが見えたりなど、ワクワク感がかなり刺激されました。
前作までは、どうしても「道路」、「街」のように区切られていて、閉塞感を感じましたが、今作は世界の広大さが感じ取れる作りになっています。
②:前作以上に冒険感が増した
本作の新要素である「ポケモンキャンプ」が本当に楽しいです。
アニメポケットモンスターで良く見た、みんなで楽しくキャンプしながら、タケシが料理を作って、ポケモンに振る舞って・・、というあの懐かしい一幕をゲームで体験している気分になります。
③:従来の良さを残したまま、丁寧にブラッシュアップ!
本作の素晴らしい点は、従来のポケモンの良さや面白さを損なわないようにしながらも、今までのシリーズの「アタリマエ」にも、しっかりメスを入れ、より快適でストレスのないポケモンを作り上げたところです。
例えば、経験値の取得画面一つ見て見ても、できる限り時短し、ボタンを押す回数も少なくて済むように工夫されています。
こういう細かい部分の改善がいくつも積み重ねられて、丁寧にブラッシュアップしたことにより、快適なゲームプレイが実現されています。
ポケモンソード・シールドをプレイすべき人はどんな人?
さて、では本作をプレイすべき人はどのような方でしょうか。
良い口コミ、悪い口コミ、そして自身の評価・感想も踏まえた上で、ピックアップして紹介させていただきますので、是非参考にしてください!
①:新しいポケモンとの出会いを楽しみにしている人
ポケモンソード・シールドにも当然ながら新ポケモンが多数登場しますし、ガラル特有のリージョンフォームやキョダイマックスポケモンなど、既存のポケモンがまだ見ぬ新しい姿で登場します。
新しいポケモンとの出会いを何より楽しみにしている方であれば、十分満足できるでしょう。
逆に、前作までに登場したポケモンの中でコレという相棒がいて、そのポケモンと一緒にガラル地方を冒険したいと思っている方は本作は様子見すべきかもしれません。
②:友人や恋人とマルチプレイで楽しみたい人
本作はYY通信を使って、ワイルドキャンプやポケモンキャンプ、マックスレイドバトルなど、複数プレイヤーで楽しめるコンテンツが充実していますし、マルチプレイが楽しいタイトルとなっています。
勿論、ポケモンといえば交換と対戦が醍醐味のゲームですので、今まで通り、1対1で他の人と交流しながら楽しむのも良いでしょう。
③:ガチの対人戦にデビューしたい人
本作では「ランクバトル」がガチの対人戦枠になるわけですが、そもそも本気の対人戦ともなると、前作までは個体値厳選から始まり、性格厳選、たまご技、努力値振り・・、等々、覚えなくてはいけないことも多く、ハードルが高かったです。
しかし、今作は本当に育成周りのシステムが快適になったので、一体のポケモンの育成を終わらせる為にかかる時間も大幅に短縮されています。
※ここから先はストーリークリア後の感想になります。ネタバレを含みますので閲覧にはご注意ください。
ポケモンソード・シールドのストーリーをクリアしてわかったこと
ようやく、ストーリーをクリアし、エンディングを迎えたので、ここからはストーリークリア後の評価と感想、良かった点や悪かった点等を綴っていきます。
①:プレイ時間について
私自身、とりあえず殿堂入りしてから、その後にゆっくりポケモン収集に勤しむタイプですので、ストーリークリアまでは割とサクサクプレイしていき、エンディングまでに掛かった時間は16時間46分となりました。
チャンピオンのダンテが最高レベル65だったのに対し、こちらの手持ちは平均レベル55くらいでしたので、かなり急いだプレイとなったのは間違いないと思いますが、それでもストーリーのボリューム自体は少なめに感じました。
普通にプレイしても20~25時間でクリアすることができるので、ストーリークリア目標の方であれば、サクッと終わらせることが可能です。
また、本作から、シンボルエンカウントがメインになったこともあり、野生ポケモンとの無駄な戦闘を避けることができるようになったことも大きいです。
②:トビー・フォックスの楽曲
一時期話題になっていたトビー・フォックスさんの提供楽曲ですが、ゲームクリア後のやり込み要素の一つである「バトルタワー」の通常戦闘で流れました。
流石、「名曲しか作れない犬」と言われるだけあって、かなり熱い曲でした。
対人戦目的のプレイヤーの場合は、ある意味一番長く聞くことになるかもしれないBGMになるわけで、かなり良いポジションをもらえた印象です!
ポケモンソード・シールドクリア後にやること!ポケモン厳選までの流れは?
ストーリークリア後は、対人戦を目指してポケモン厳選の準備に移るプレイヤーが多いと思います。本項では、ストーリークリア後から厳選までの流れを簡単に説明します。
①:まずはジャッジ機能の開放から!
まずはじめにシュートシティにあるバトルタワーにいきましょう。シングルバトルでもダブルバトルでも構わないので、とりあえず6勝すると、ランクが「モンスターボール級」になりジャッジ機能が解放されます。
②:ジャッジ機能とは?
ポケモンには「個体値」という内部ステータスがあり、同じ種族・性格のポケモンでも微妙にステータスが異なります。個体値は各ステータスごとに0~31の数値が割り振られており、この数値が大きい程、ステータスも高くなります。
特にすばやさのステータスに関しては、単純に1でも数値が高いほうが先行をとれるというゲームシステムなので、すばやさの個体値がMAXか否かでは雲泥の差です。
鈍足を活かすパーティーを除いて、基本的にガチの対人戦では、ほとんどのプレイヤーがすばやさ個体値31のポケモンで揃えてきます。
この個体値をぼんやりと視覚化してくれるのが、ジャッジ機能です。
ジャッジは「まあまあ」、「すごくいい」など曖昧な表現なので、細かい数値まではわかりませんが、最高値である31は「さいこう」とジャッジされるので、目安としては十分です。
③:マックスレイドバトルで高個体値のポケモンをゲット!
マックスレイドバトルで出現するポケモンは、必ずステータスのいずれかの個体値がMAXになっており、レイドバトルのレベルが高い程、より多くのステータスで個体値がMAXのポケモンを捕まえることができます。
マックスレイドバトルでポケモンを捕獲したらジャッジ機能で個体値を確認、を繰り返しながら、より個体値の高いポケモンを厳選しましょう。
またマックスレイドバトルでは、夢特性(隠れ特性)といって、通常の特性とは違う特性を持ったポケモンが出現することもあります。
④:まずはメタモンの捕獲から
厳選の方法として、もう一つ「孵化厳選」というものがあります。ポケモンシリーズでは、育て屋さんにと二匹のポケモンを預けると、タマゴが見つかることがありますが、生まれたポケモンは、親から6つあるステータスのうち3つの個体値を受け継ぎます(「あかいいと」というアイテムを手に入れれば5つ)。
この時、高個体値のメタモンを持っていれば、効率よく子供に個体値を遺伝させることが可能です。
メタモンは一部を除くほとんどのポケモンと卵を作ることができるので、仮にすべての個体値がMAXのメタモン(通称6Vメタモン)がいれば、その子供も優秀な個体値を持ったポケモンばかりが生まれてくることになります。
ポケモンソード・シールドのクリア後の評価!良かった点も合わせて語る!
ポケモンソード・シールドの評価を個体値のジャッジ風に表してみました。
評価 | 詳細 | |
---|---|---|
グラフィック | かなりいい | 少なくともポケモンシリーズでは最高クラス。 |
BGM | さいこう | 演出に合わせた技ありのBGMの数々。終盤の怒涛の良曲ラッシュは必聴。 |
シナリオ | まあまあ | 内容は薄いが、変に冒険の邪魔にならなかった点はGOOD。 |
演出 | さいこう | 歴代最高クラスの演出。展開やバトルの盛り上がりが素晴らしい。 |
ゲームバランス | まあまあ | ワイルドエリアの滞在時間にかなり左右されるが、及第点 |
キャラクター | かなりいい | 一部のポケモンのデザインは賛否両論。人間キャラクターはどれも魅力的 |
以下では、最高評価をしたBGMや演出について詳しく語っていきます。
①:終盤の良曲ラッシュに圧倒される
「ポケットモンスターブラック・ホワイト」や「ポケットモンスターサン・ムーン」の曲が個人的には好きで、これらのタイトルと比較すると、BGMだけで見れば敵わないかな、という評価でしたが、ゲーム終盤になってから、その評価は大きく覆ることになりました。
特に、「戦闘!ジムリーダーネズ」からの怒涛の神曲ラッシュは筆舌に尽くしがたいものがあり、ネズ戦でロケット団BGMのアレンジが入っているのに気付いた時も少し涙腺が緩みましたが、その後の「決戦!ポップ」、「戦闘!オリーブ」、「戦闘!ローズ」など一切出し惜しみのない良BGMの総攻撃で心を揺さぶられました。
さらに、「共闘!ザシアン・ザマゼンタ」の負ける気がしない熱いイントロからの、遠吠えでトドメを刺されました。
そして、「戦闘!チャンピオン」はその流れのまま、涙腺崩壊しながらプレイしていました。まさかここまで最後に良曲をストックしているとは思ってもみなかったので、完全に圧倒されました!
②:歴代最高クラスの演出
個人的には、本作の演出はシリーズ最高とみています。ストーリー自体はそこまで力の入った作品でもなかったですし、むしろ終盤の展開には雑さすら感じましたが、すべて演出の秀逸さでカバーしてきています。
序盤のジムリーダー戦の時点で、本作のバトルはかなり熱いな、と感じてはいましたが、伝説戦やチャンピオンカップでより際立って感じました。
基本的なバトルシステムに変化がないにもかかわらず、ここまでポケモンバトルを熱く感じさせることができたのは、カメラワーク、スタジアムの歓声、ダイマックスによる盛り上がり、表情豊かなトレーナー達、良BGM・・・等々、細かい部分を作り込んだ賜物と言えるでしょう。
ポケモンソード・シールドのストーリーをクリアして見えた悪かった点
①:視点変更できないストレス
本作からワイルドエリアにてカメラワークの切り替えが可能になりました。
ポケモンシリーズとしては初の試みで、解放感があり非常に嬉しかったのですが、その分、ワイルドエリア以外のマップで視点が変更できないイライラ感が際立ちました。
②:一部のポケモンのデザインが尖り過ぎ
個人的には、今作のポケモンのデザインは好みのものが多かったのですが、一部のポケモンはデザインがかなり尖っているので、人によっては不快感や嫌悪感を覚えるかもしれません。
最近のポケモンは、現実世界の闇をゲームに入れてくることが多いですが、今作の場合は「かせきポケモン」がかなりひどいです。
明らかに人間の手によって生まれた不完全なポケモンであるにもかかわらず、あたかも太古からアンバランスな体であったかのような、図鑑説明の記述に闇を感じます。
研究成果が改竄されていることを暗に示しているのだと思いますが、人間のエゴや、生命への冒涜のような闇が深いテーマをわざわざポケモンという世界観で提示する必要があったのかは少々疑問です。
他にも現実世界でも問題になっている、珊瑚の白化現象をモチーフにした「ガラルサニーゴ」など、アイディアとしては面白いものの、人によっては不快感を覚えるデザインや設定のポケモンも少なくありません。
ポケモンソード・シールドをプレイした人におすすめの他のゲームを紹介
ポケモンソード・シールドの触れ合い機能である「ポケモンキャンプ」は、ポケモンと一緒に冒険してる雰囲気を前作以上に感じることができましたし、ポケモンという生物そのものの魅力を引き立ててくれました。
本作で、よりポケモンが好きになった、癒された、という方も多いのではないでしょうか?
本項では、そんなポケモンが大好きな人におすすめしたいタイトルを紹介します。
①:ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊
ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊/DS/NTRPC2SJ/A 全年齢対象
ストーリーやゲーム性ではなく「ポケモン」というキャラクターそのものが好きでポケットモンスターを楽しんでいる方におすすめしたいのが、ポケモン不思議のダンジョンシリーズ(通称ポケダン)です。
その中でも、名作と名高いDS用ソフト「ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊」を紹介します。
本作は、主人公である人間がポケモンに転生し、ポケモンだけしかいない世界を冒険する趣旨のゲームで、相棒のパートナーポケモンと様々な試練に立ち向かいながら、最終的には「ほしのていし」という世界の危機から、ポケモンたちを救う、壮大なストーリーが展開します。
ポケモンの目線でストーリーが展開されるので、当然、ポケモン同士で会話することができる点が特徴です。シナリオの評価が特に高いゲームで、終盤のシリアスな展開に涙したプレイヤーも多いです。また、物語に絡んでくる主要なポケモン達もキャラが立っているものが多いので愛着が持てます。
特に、長い間一緒に過ごすことになるパートナーポケモン(各世代御三家+αから選べる)は、可愛すぎて沼落ちするプレイヤーが出るほどです。
②:ポケモン超不思議のダンジョン
ポケモン超不思議のダンジョン/3DS/CTRPBPXJ/A 全年齢対象
本作はポケモンX・Yまでの720種類のポケモンが登場するローグライクRPGで、空の探検隊と同じくポケモンに転生した主人公が、ポケモン達と協力しながら世界の危機に立ち向かう内容です。
名曲揃いのポケダンシリーズですが、本作のBGMのレベルも非常に高く、ゲーム音楽好きの方であればかなり満足できる作品です。
毎度のことながら、ポケモンとシリアス系の物語のギャップが光っており、ポケモン達が困難に立ち向かっていく健気さが涙を誘います。
空の探検隊と並ぶ程、ストーリーの評価の高いタイトルでもあり、またダンジョンゲーとしての難易度も高めに作られているので、手応えを求めるプレイヤーにもオススメできるタイトルです。
③:ポケパーク2 〜Beyond the World〜
ポケパーク2 ~Beyond the World~/Wii/RVLPS2LJ/A 全年齢対象
Wii専用ソフトである「ポケパーク2〜Beyond the World〜」は、主人公のピカチュウと、ツタージャやポカブ、ミジュマルなどの第五世代御三家を操作して、たくさんのポケモン達が暮らす「ポケパーク」の世界を冒険する3Dアクションアドベンチャーゲームです。
基本的なゲーム性としては、ポケパーク内で「おいかけっこ」や「バトル」などを通して、ポケモン達と友達になりながらストーリーを進めていく形式です。
ポケダンシリーズのような重厚なストーリーや派手なアクションがあるわけではないですが、ゆっくりポケモン達を眺めながら癒されるタイプのゲームです。
ポケモンソード・シールドの画像とスクリーンショット23選!
本項では、ゲームプレイ中に撮ったスクリーンショットを紹介していきます。個人的に良かった場面を厳選してみましたので、暇つぶしにでも見て頂ければ幸いです。

リザードンキョダイマックス

ポケモンごっこ

ガラルニャース

恒例のゲーム機

ガラル地方ジムリーダー!

たんぱんこぞう

恒例のおじさん

何気ない街の一枚

フェアリー使い ポプラ

ボールガイ

ゲンガーキョダイマックス

今作の廃人ロード

メロンさん

今作のやまおとこ

オリーヴ

ビートくん

ローズ委員長

ソッドとシルディ

ザマゼンタ

キョジュウザン!

エースバーンのかえんボール!

まどろみの森・奥地

悪タイプのジムリーダー・ネズさん
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
本作の一番の欠点と言ったら、誰もが「ポケモンのリストラ」を挙げるでしょうが、正直なところ、この問題については、ソード・シールドの問題というより、ポケモンシリーズ全体が抱えていた問題に対する、「ゲームフリーク、株ポケ、任天堂」の3社の決断だと言えます。
リストラ抜きで考えれば新作ポケモンとしては新鮮な気持ちで楽しめますし、新ポケモンのデザインも一部尖ったものがあるものの、全体的に見れば好印象でした。また、相変わらずゲームBGMは高いレベルにありますし、システム回りも便利な機能がたくさん追加され、プレイ環境は概ね快適です。
グラフィック面もスイッチというハード性能から考えれば、特別褒められるものでもありませんが、少なくとも今までのシリーズの中では、トップクラスに良いです。
そして今作、なにより評価したいのは演出面です。バッジを8個揃えた後のボスラッシュの勢いは凄まじいものがあり、特にザシアン、ザマゼンタとの共闘シーンは必見です。
マックスレイドバトルの実装はこの演出の為にあったのではないかと思わされる程の熱い展開に、ザシアン・ザマゼンタの専用技のカッコよさ、BGMの素晴らしさなどが相俟って、思わず涙腺が崩壊してしまいました。
個人的には演出面、バトルの高揚感は歴代最高という評価です。ストーリークリアまではチュートリアルと言われるポケモンシリーズですが、今作は終盤の盛り上がりの秀逸さだけでも、十分に買うだけの価値のあるタイトルと言えますし、ストーリークリア目的の方でも満足できる作品と言えます。
ポケモン数が絞られている点で大きな減点があるとはいえ、総合的に見れば買って損のない作品であることは間違いないでしょう。
ただ、繰り返しになりますが、昔からの相棒と一緒に冒険することを一番に重視している方については、情報が出揃うまで様子見したほうがいいかもしれません。
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