社台サラブレッドクラブの評判について!口コミを一口馬主経験者が語る!

どうも、しーぷです!

今回は、創立してから40年、競馬界を長く牽引してきた古豪クラブ、社台サラブレッドクラブの評判について、一口馬主経験者の私が、熱く語らせていただきます!

社台サラブレッドクラブに興味のある方や、入会を検討している方は、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。

以下、目次になります。

社台サラブレッドクラブとは?

初めに社台サラブレッドクラブの概要について説明させていただきます!

クラブの詳細について知りたい方は、ぜひ一読下さい!

①:社台ファームが母体の牧場系クラブ

社台グループの一角である「社台サラブレッドクラブ」は、主に社台ファーム生産馬を募集馬ラインナップに並べている牧場系のクラブです。

クラブの代表は、社台グループ創始者吉田善哉氏の長男である吉田照哉氏です。吉田照哉氏はリーディングサイヤーに輝いた名馬「ノーザンテースト」を購入するなど、優れた相馬眼を持っていることでも知られています。

「ステイゴールド」、「ゴールドアリュール」、「ハーツクライ」、「ネオユニヴァース」など稀代のスターホースを何頭も輩出し、常にトップを走り続けてきた名門クラブです。

今でこそ、同じ社台ファームの別のクラブに首位の座を許してはいますが、それでも上位に君臨し続けている強豪クラブであることには変わりありません。

入会金は33,000円、月会費は3,300円で、募集口数は40口の、大口クラブです。

②:サンデーサラブレッドクラブと共同募集

クラブの大きな特徴として、サンデーサラブレッドクラブと「共同募集」の形をとっていることが挙げられます。両クラブの募集馬を合計すると、100頭はゆうに超えてきますし、選択肢の多さという点では、他の追随を許しません。

入会方法についても、社台サラブレッドクラブと、サンデーサラブレッドクラブは酷似していますが、あくまでこの二つは別のクラブです。両方のクラブの馬に出資する場合は、別々で入会する必要があるので注意してください。その代わり入会金と月会費は、それぞれ半額になります。

社台サラブレッドクラブもサンデーサラブレッドクラブも、募集口数の40口のうち3/4にあたる30口は「出資実績」によって決まり、残りの10口は抽選となります。

この、出資実績についても両クラブで共有していますので、例えば、社台サラブレッドクラブの馬ばかり出資していて、サンデーサラブレッドクラブの馬には全く出資していないという方でも、サンデーサラブレッドクラブの馬に出資する際は、社台サラブレッドクラブで積み上げた実績も適用されます。

社台サラブレッドクラブの入会の流れについて解説!

社台サラブレッドクラブには、特別入会と通常の新規入会の二つの入会方法があります。

特別入会は、毎年6月ごろに開始される1歳馬の募集の際に、既会員と全く同じタイミングで申込むことができる入会方法です。

特別入会はその時期限定となっており、6月が過ぎると、通常の新規入会に切り替わります。

通常の新規入会では、特別入会や既会員による出資申込が済んだうえで、満口にならなかった募集馬の中から出資したい馬を選ぶことになります。

以下に入会手続きの流れを紹介していきます。

(※申し込み方法は、共同募集しているサンデーサラブレッドクラブとほとんど同じですが、連絡先は異なるので注意してください。)

①:特別入会の手続き方法

まず初めに、以下の公式ホームページの資料請求フォーム、もしくは電話(03-3583-8095)にて、資料を請求します。

電話の場合は、 営業時間が、9:30~17:00(火・日・祝日休業)となっているので注意してください。

クラブから「入会申込書」と「預金口座振替依頼書」が届きますので、案内に従って必要事項を記入し、同封の返信用封筒でクラブに返送します。

入会審査が完了し、特に問題がなければ、クラブから募集馬カタログと募集馬DVDが届くので、その中から出資したい馬を選びます。出資申込はインターネットか郵送どちらでも問題ないです。

出資契約が成立後、入会金と競走馬出資金を振込むと、会員証が届きますので、それを以て手続き完了となります。

②:通常入会の手続き方法

特別入会の時と同じように、まずは以下の公式ホームページの資料請求フォーム、もしくは電話(03-3583-8095)にて、資料を請求します。

クラブから、カタログが送付されますので、そこから出資したい馬を選びます。特別入会の時と違い、既に一次募集は終了していますので、そこで満口になってしまった馬については申込できないのでご注意ください。

また、申込は電話による先着順となっておりますので、電話する前に、あらかじめカタログ同封の会員規約をよく読んでおきましょう!

その後、クラブより、「入会申込書」、「預金口座振替依頼書」、「請求書」、「出資契約成立通知書」の4点が届きます。入会申込書と預金口座振替依頼書に必要事項を記入したら、同封の返信用封筒でクラブに返送します。また、それと同時に入会金と競走馬出資金も振込みます。

会員証が届いたら、楽しい一口馬主ライフの始まりです!

「特別入会」と「通常入会」とで比較すると、特別入会のほうが出資する上で有利となりますので、急ぎでないならば特別入会の時期まで待つことを推奨します。

しかし、次の項でも詳しく紹介しますが、40口クラブである以上どうしても費用は高額になってしまうので、特別入会の時期だからと言って焦って入会するのは危険です。

必ず十分な下調べを行ったうえで入会するようにしましょう!

社台サラブレッドクラブの入会金は?かかる費用は?

本項では、社台サラブレッドクラブで実際にかかる費用がどのくらいなのかを計算していきます。

計算の元になる数値は以下のようになります。

  • 入会金 :33,000円
  • 月会費 :3,300円
  • 募集口数:40口
  • 平均募集金額   :3,200万円
  • 一口当たりの出資金:80万円
  • 一口当たりの保険料:24,000円
  • 一口当たりの維持費(月額):12,500円

例として、「社台サラブレッドクラブに初めて入会し、クラブの平均募集金額ちょうどの値段の馬を一頭出資した」という条件で試算してみます。

仮に5年間走り続け、6歳の12月に引退したとすると、以下の費用がかかります。

社台サラブレットクラブで5年間でかかる費用の試算

名目 費用(5年間)
入会金 33,000円
月会費 198,000円(3,300円×60ヵ月分)
競走馬出資金 800,000円
保険料 120,000円(24,000円×5年間)
維持費 750,000円(12,500円×60ヵ月分)
合計 1,901,000円

5年間で約200万という恐ろしい数字が出てしまったので、ちょっとびっくりされた方もいるかもしれませんが、このケースは、逆に考えると「5年間引退せずに活躍し続けた」ということでもあるので、もちろん相応のリターンも発生しています。

しかし、全く活躍できないまま早期に引退してしまったとしたら、その時の損害は計り知れません。出資金とその他諸々含め、100万近くの損失は覚悟する必要があります。

社台サラブレッドで出資を考えている場合は、このようなリスクがあるのも承知した上で、入会するようにしましょう。

社台サラブレッドクラブに入会するメリットについて説明!

ここでは、社台サラブレッドクラブに入会するにあたって、どのようなメリットが得られるのか、口コミの情報なども踏まえながら具体的に解説させていただきます。

①:豊富な募集馬ラインナップ

初めのほうにもご紹介した通り、社台サラブレッドクラブは、サンデーサラブレッドクラブと共同募集の形をとっています。

社台サラブレッドクラブ単体で見ても毎年80頭前後と、十分な頭数が募集されますが、それと同等の規模があるサンデーサラブレッドクラブの募集馬も選択肢に入れることが可能ですので、約160頭の馬から出資したい馬を選ぶことができます。

しかし、両クラブとも実績制が採用されていること、募集口数が少ない大口クラブであることも重なって、人気の馬はほぼ出資実績のある人に独占されているのが現状です。特に人気クラブであるサンデーサラブレッドクラブで顕著で、実績のない新規入会者はかなり不利な立場です。

サンデーサラブレッドクラブと比べると、まだ社台サラブレッドクラブのほうが落ち着いているので、同クラブの馬に出資して、出資実績を積みながら、将来的にサンデーサラブレッドクラブの馬にも出資するなど計画的な運用が必要になります。

②:トップクラスの成績

社台サラブレッドクラブといえば、10年ほど前までは一口馬主界の王とも呼べる存在でした。

最近は、同じ社台グループのサンデーサラブレッドクラブを初め、ノーザンファームを母体としたクラブの成長が著しく、キャロットクラブやシルクホースクラブにも抜かれてしまいましたが、それでも常に5本指には入る強豪クラブです。

一口馬主クラブの世界は非常に流動的ですが、それでも何十年もの間、常に上位を維持し続けているわけですから、安定感があるクラブと言えます!

③:口取りが当たり易い

一口馬主は一頭の馬を複数人で支えるシステムですので、例えば口取り式の参加だったり、優勝賞品、勝ち馬ゼッケン、名付けの権利など、全員に配分できないものに関しては、どうしても抽選になってしまいます。

当然のことですが、大口クラブは小口クラブと比較して、一頭の馬を支えている人数が少ない為、抽選が当たる確率も高くなります。

特に口取り式の場合であれば、重賞優勝時は20名まで参加できますので、仮に全員が申し込んだとしても確率は1/2です。

口取りの参加を目的としている方にとって、これは大きなメリットと言えるでしょう!

社台サラブレッドクラブのデメリットについて解説!

本項では、社台サラブレッドクラブに入会するうえで、注意しておいた方が良い点を挙げていきます。

①:回収率の低さ

サンデーサラブレッドの馬と社台サラブレッドクラブの馬を比較した際に、一番目につくのが回収率の差です。直近のデータでは、平均募集価格自体は両クラブとも3,200万程度で同じくらいの金額となっていますが、平均獲得賞金については、サンデーが3000万程度社台が1800万程度と大きく差が開いています。

今後、開催が進むにつれ改善する可能性はありますが、少なくとも現時点では、3,200万円の出資に対して1,800万円のリターン、つまり、回収率は60%を下回るわけですから、見過ごせないデメリットです。

②:投資リスクの高さ

40口クラブである以上避けられないデメリットが、投資面のリスクです。

費用の項でも紹介させていただきましたが、状況によっては100万円以上の損失が出る可能性があるのが、40口クラブの怖いところです。

しかし、もし出資した馬が名馬級の活躍を見せたら・・、車どころか家が建つほどのリターンがあるかもしれません。

社台サラブレッドクラブはハイリスクハイリターンのクラブであることを、心に留めておいてください。

社台サラブレッドクラブを利用すべき人はどんな人か語る!

さて、ではサンデーサラブレッドクラブを利用すべき人は、どのような人なのでしょうか。

以下、該当する方をピックアップして紹介するので、入会を考えている方は、ぜひ参考にして下さい!

①:名馬に出資したい方

社台サラブレッドクラブが輩出した名馬といえば、唯一ディープインパクトに先着した「ハーツクライ」を始め、「ネオユニヴァース」、「ゴールドアリュール」、「マルセリーナ」、「バブルガムフェロー」、「ステイゴールド」など数多くのG1馬がいます。

直近でも、「シェーングランツ」、「スティッフィリオ」、「ラストドラフト」、「ギベオン」など重賞勝ち馬が続々誕生しています。

クラブによっては全く重賞馬を出せていないところもある中で、流石、古豪クラブと言えるでしょう!

今後も社台サラブレッドクラブからの名馬の誕生が期待されます。

②:社台ファームに拘りのある方

正直なところ、現在はノーザンファーム生産馬が圧倒的な強さを誇っているので、ただ純粋に勝ちに拘るのであればサンデーサラブレッドクラブの馬に出資するのが一番の近道となります。

しかし、何度も言うように、サンデーサラブレッドクラブの人気馬に出資するのは簡単なことではありません。

確かにノーザンファーム生産馬は強いですが、それでも社台サラブレッドクラブも一昔前までは頂点にいたクラブです。社台ファーム生産馬も負けてはいません。まずは社台サラブレッドクラブに入会し、実績を重ねるのがおすすめです!

社台ファーム生産馬に拘りのある方ならば、そのお膝元にあるこのクラブに入らない手はありません。

社台サラブレッドクラブ以外でおすすめの一口馬主クラブは?

ここでは社台サラブレッドクラブ以外でおすすめの一口馬主クラブを紹介していきます。

それぞれ個別にクラブの詳細を説明している記事もありますので、それらも参考にしながらどのクラブに入会するか検討してみてください。

①:サンデーサラブレッドクラブ

社台サラブレッドクラブに入会するのであれば、入会金と月会費が半額になるサンデーサラブレッドクラブにも入会されることをおすすめします。

サンデーサラブレッドクラブは社台サラブレッドクラブと同じ40口クラブですが、こちらはノーザンファームの生産馬を中心とした牧場系クラブとなっております。

今や向かうところ敵なしのノーザンファームの良血馬達が揃っているクラブですので、クラブ成績は常にトップクラスです。勝ちに拘りたい方であればサンデーサラブレッドクラブで間違いありません。

より詳しい、サンデーサラブレットクラブの評判については、以下の記事にまとめているため、合わせて一読ください!

②:キャロットクラブ

同じくノーザンファームの牧場系クラブで、好成績を残している「キャロットクラブ」も紹介しておきます。

キャロットクラブは募集口数が400口の小口クラブで、比較的安い費用で出資が可能なのにもかかわらず、サンデーサラブレッドクラブの募集馬に匹敵する良血馬も揃っているので、非常に人気の高いクラブとなっております。

成績だけでなく、サービスもトップクラスで非の打ちどころがないクラブですが、会員数が多すぎて望んだ馬に出資しにくいというデメリットもあります。

キャロットクラブの詳細については、以下の個別記事も参考にして下さい!

③:グリーンファーム愛馬会

グリーンファーム愛馬会は、社台サラブレッドクラブと同様、社台ファームの生産馬を中心に募集している牧場系クラブとなっております。

こちらは200口のクラブになりますので、社台ファームに思い入れがあるものの、社台サラブレッドクラブでは資金的に厳しいという方におすすめしたいクラブです。

平均募集金額も社台サラブレッドクラブの約半分の1700万と手頃な価格帯の馬が多く並んでいます。平均価格の馬であれば1口あたりの競走馬出資金が10万を切ることになりますので、だいぶ出資し易いです。

グリーンファーム愛馬会の詳細な情報については、以下の個別エントリーも参照してください!

④:DMMバヌーシー

グリーンファーム愛馬会でも、まだ資金的に厳しい・・、という方には、DMMバヌーシーという選択肢もあります。

こちらは、社台グループではありませんが、バイヤー系のクラブですので、社台ファームやノーザンファームの馬も募集しています。

入会金0円、月会費825円、募集口数は2,000口と、社台サラブレッドクラブとは両極端に位置するクラブとなりますが、とにかく費用を抑えることが可能です!

DMMバヌーシーの詳細については、以下の記事も合わせて参考にして下さい!

とりあえず気楽に馬主気分を味わいたい、という方には最適なクラブとなっております。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

社台サラブレッドクラブの資料を請求すると、きっちりとサンデーサラブレッドクラブのカタログも同封してくれるので、二つのカタログを見ながら、じっくり出資する馬を吟味することをおすすめします。

共同募集という大きなメリットがあるので、社台、サンデーの枠に捉われず、非常に多くのラインナップから出資馬を選ぶことができるのが、このクラブの強みです。

今までの経歴から考えると、これからも社台グループから名馬が出ることは間違いないでしょうし、自分の出資した馬が、もしかしたら競馬史に残るような伝説の名馬になるかも知れません!

そんな夢を抱きながら、一口馬主ライフを送ることは、きっと楽しいことですよ!

 

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