どうも、しーぷです!今回はスプラトゥーン2(Splatoon2 )の評価と感想について、熱く語っていきます!
ご存知の通り、スプラトゥーンシリーズは任天堂の顔とも言えるブランドで、本作に関しても、国内売り上げ300万超えを記録するような超キラータイトルです。
しかし、発売から時間が経過し、当初予定していたメジャーアップデートやゲーム内フェスも終了したので、「今更本作を始めるのってどうなの?」という疑問がある方も多いのではないでしょうか?
結論を先に言いますと、本作は今からプレイしても十分お楽しみいただけます。
本記事では、その理由や、現在のオンラインモードの状況についても触れていきますので、是非見ていってください!
Contents
スプラトゥーン2(Splatoon2 )ってどんなゲーム?
まずはじめにスプラトゥーン2について何も知らない方の為に、本シリーズがどういった趣旨のゲームなのか、簡単に紹介させていただきます。
①:オンライン対戦型のTPS
本作は、2017年7月21日にニンテンドースイッチで発売された、4人VS4人の対人戦型TPS(サードパーソンシューティング)です。
前作「スプラトゥーン」がWiiUで発売されていますが、もともとWiiU自体が発売タイトルが少なかったこともあり、スプラトゥーンの為だけにWiiUを買った、という人が続出するほど盛況なタイトルでした。
その人気に押され、次回作である「スプラトゥーン2」は、スイッチ登場からわずか4ヵ月で発売され、二年経った今でも人気が衰えることはありません。
②:インクを塗り合うという、斬新なゲームデザイン
一般的なTPSと同様、本作も多種多様な武器を手に壮絶なバトルを繰り広げることになりますが、他のTPSと大きく違う点が一つあります。
それは、弾の代わりに「インク」を撃ち合うという点です。
自分の色のインクを相手に命中させることで、相手を撃破できるのは勿論のこと、ぶちまけたインクはそのまま味方に有利な地形として機能します。
プレイヤーが操作するイカ達(インクリング)は、自分の塗ったインクの中に「潜る」ことができ、インクに潜っている状態では移動スピードがアップするほか、そのままインクの中に潜伏して、相手を待ち伏せすることもできます。
インクを塗り合うという、シンプルで間口の広い要素を持ちつつも、インクに潜るという高い戦略性を併せ持っている為、カジュアルゲーマーだけでなく、ゲーム熟練者も満足できる斬新なゲームシステムです。
スプラトゥーン2(Splatoon2 )の新要素・前作からの変更点
基本的なゲームシステムは前作とほぼ同様ですが、本作から新しく追加された要素や、前作から変更された要素がいくつかあります。
本項では、その一部を紹介させていただきます。
①:新ガチマッチ「ガチアサリ」の追加
前作のガチマッチでは「ガチヤグラ」、「ガチエリア」、「ガチホコ」の三つのルールがありましたが、今作から新たに「ガチアサリ」というルールが追加されています。
ガチアサリは、ステージ上に配置された「アサリ」を拾って、敵陣近くのゴールに投げ入れ、その数を競うという、運動会の「玉入れ」のようなルールです。
②:ウデマエXの追加
前作ではガチマッチのウデマエは、C-からS+までの11段階でしたが、本作からはS+帯が更に細分化され、S+0からS+9を合わせた20段階となりました。
また、発売後のアップデートによってS+9の上のウデマエXが解放され、更に上を目指すことができるようになっています。
③:ランク★の追加
前作はランクの上限が50でしたが、本作はランク99へと大幅に拡充されました。
ランク99まで到達すると、リセットすることも可能で、リセットすると「★1」となります。
以降、99になるたびにリセットが可能で、リセット回数は後述するイカリング2で確認することができます。
④:イカリング2
スマートフォンアプリ「Nintendo Switch Online」との連動機能の一つで、ゲーム本体では表示されていない様々なプレイの記録や戦績を確認できます。
⑤:イカラジオ2
本作に収録されているミニゲームです。太鼓の達人に似たリズムゲームで、本編のBGMをそのままミニゲームに使用しています。
⑥:新しい武器種「マニューバー」、「シェルター」の追加
前作にあった「シューター」、「ローラー」、「チャージャー」、「スロッシャー」、「スピナー」に加え、本作から新たに「マニューバー」と「シェルター」が追加されました。
「マニューバー」は二丁拳銃タイプの武器種で、短い距離を高速で移動する「スライド」を使用できるのが特徴です。
「シェルター」は傘のような形をしたショットガンで、傘を展開している間、相手のインクを防ぐことができます。
⑦:武器の総数は50系統129種類!
本作は上記で紹介した「マニューバー」、「シェルター」を加えた7種類50系統の武器が登場し、その総数は129種類にもなります。
同じ系統の武器でも、スぺシャルウェポンやサブウェポンの組み合わせによって、使用感も大きく異なりますし、色々な武器を試しているだけでも楽しいです。
⑧:新コンテンツ「サーモンラン」の追加
本作には対人戦だけでなく、「シャケ」という敵を相手に4人で協力して挑む新しいコンテンツ「サーモンラン」が追加されています。
サーモンランは、支給された武器を手にシャケを倒しながら、指定されたノルマの数分だけ「金イクラ」を集めるゲームです。
サーモンラン専用のステージも多数用意されており、敵の種類のバリエーションも豊富で、一つのコンテンツとしてみてもかなり充実しています。
⑨:イカッチャ
最大8人で遊べるローカル通信機能です。
スイッチ本体を持ち寄れば、ローカル通信を使ってプライべートマッチが遊べるほか、サーモンランでも遊ぶことができます。
⑩:スペシャルウェポンの一新
前作のスペシャルウェポンはどれも非常に強力で、ゲームを大味にする一つの原因となっていたので、本作ではスペシャルウェポンが一新されています。
尖った性能のスペシャルウェポンが減り、使うタイミングを見極めないと、かえって自分や味方を危険に晒すような代物が多くなりました!
スプラトゥーン2(Splatoon2 )のプラス評価点
ここでは、スプラトゥーン2をプレイしていて、特に良いと感じた点についてピックアップして紹介させていただきます。
①:本気度の高いバランス調整
本作は、eスポーツを強く意識した作品ということもあり、ゲームバランスの調整には相当な気合が入っています。
前作こそ大味な部分が目立ち、ゲームバランスについては賛否ありましたが、本作では全体的に武器やスペシャルウェポンの性能が均一にされています。
②:よく練られたステージ構成
前作では、例えば「タチウオパーキング」というステージで、長距離射程の武器が猛威を振るっていたり、ステージによって武器の有利不利がありました。
その反省を活かしてか、本作ではできる限り全種類の武器がフェアに戦えるよう、ステージ構成がよく練られています。
③:高いマッチング率
対人戦をメインとしたゲームの欠点の一つとして、過疎化によるマッチング率低下が挙げられますが、本作の場合は、超人気タイトルということもあり、2年以上経過した今でも、マッチングしない時間帯が存在しません。
本作自体、ナワバリバトル、ガチマッチ、サーモンラン・・、と多くのコンテンツを抱えているわけですから、プレイ人口の多さには改めて驚かされます。
④:やり込み要素の大幅な拡充
本作はあらゆる面でやり込み要素がパワーアップしています。
オフラインのヒーローモードでは、単純にボリュームが増えただけでなく、タイムアタック的なやり込みもできるようになっていますし、オンラインモードでは、新たにPvE(プレイヤー対NPC)のサーモンランが追加されています。
ガチマッチでは、ルール一つ一つにウデマエが用意されているので、すべてでウデマエXになろうと思うと、相当なやり込みが必要になります。
スプラトゥーン2(Splatoon2 )のマイナス評価点
本項では、本作をプレイしていて不都合に感じた点や改良してほしい点を挙げていきます。
①:ガチマッチの練習ができない
前作でもそうでしたが、本作も練習機能が不足しています。
ナワバリバトルのように気軽に参加できるモードなら、練習を兼ねて色々試しながらプレイすることも可能ですが、ガチマッチとなるとそうはいきません。
負けるとウデマエが下がってしまいますし、必死に戦っている味方を自分の練習に巻き込むわけにもいきません。
これについては、ガチマッチと同じルールで、ウデマエが変動しないゲームモードがあれば、解決する問題ではあります。
しかし、あまりコンテンツを膨らましすぎると、いくらスプラトゥーンのプレイ人口が多いとは言えど、マッチング率の低下に繋がってしまう側面もあるので、開発側も慎重にならざるを得ないのでしょう。
②:味方と連携を取りにくい
本作は、前作と比較すると大味な部分がだいぶ削ぎ落とされ、運ゲー的要素が減りました。
それはそれで素晴らしい調整なのですが、相対的に味方同士の連携が勝敗に直結するようになりました。
しかし、本作には、作戦を指示したり、連携をとる為の手段がほとんどありません。
イカリング2などでボイスチャットをしながらプレイする分には良いですが、野良で遊ぶ場合、連携もへったくれもなくなってしまうので、歯痒い場面が多いです。
スプラトゥーン2(Splatoon2 )をプレイした感想
私自身、発売当日に本作を購入しているので、初プレイ時からだいぶ月日が経過していますが、未だに現役でプレイしています。
本作の素晴らしいところは、一度飽きてしまっても、数週間、数か月もすると、またやりたくなるような中毒性があることです。
負けが込んできて自身の腕前の成長が実感できなくなってくると、急激に飽きが来るのですが、時間を置いて、またプレイすると、「やっぱり、スプラトゥーン面白い!」となってハマってしまいます。
本項では、そんなイカ中毒の私が、5年間を振り返りながら感想を述べていきます。
①:常に安定したマッチング
5年間、定期的にプレイし続けて、素直に「凄い」と思ったのが、上述したように、安定したマッチングの速さです。
私自身、今まで数多くのオンラインゲームをプレイしてきましたが、自分がどんなにそのゲームにハマっていようが、ゲーム自体が過疎ってくると、快適に遊ぶことすら儘ならなくなります。
その点、スプラトゥーンはブランド力の高さもあって、過疎とは無縁で、深夜であろうと、早朝であろうとすぐに人が集まります。
②:イライラも前作以上!?
前項でも取り上げましたが、連携が大きく勝敗に左右するゲームですので、一人おかしな行動をしているだけでも、味方チームの勝利は絶望的になりますし、イライラすることも多いです。
前作ではリザルト画面において、「たおした数」だけでなく「やられた数」も表示されていましたが、本作では「やられた数」が見えなくなっています。
その為、いくら死んでも敵さえ倒していれば、リザルト画面上は見映えが良いので、前作以上に特攻する人が増えました。
もちろん、「やられた数」が多い人への非難を防ぐために、このように変更されたことは理解できますが、個人的にはこの仕様は歓迎できません。
また、本作に限った話ではありませんが、対戦相手が生身の人間ということもあって、プライヤースキルの差を見せつけられたり、自分の腕前に限界を覚えたり等、オフラインのゲームでは感じないようなイライラもあります。
③:サーモンランが面白い
サーモンランは、サブギアパワーの付け直しができる「ギアパワーのかけら」やオカネの稼ぎ場として有用ですが、単純に一つのコンテンツとしても完成度が高く面白いです。
オンラインモードは基本、プレイヤー対プレイヤーとなるので、どうしても精神を消耗しますが、サーモンランでは相手がCPUなので、バトルの息抜きとしても丁度良いです。
④:前作以上に拘れる
本作では、イカリング2内のコンテンツ「ゲソタウン」を使うことで、通常と違うギアパワーがついたギアを手に入れることができます。
本来、メインのギアパワーは固定ですが、ゲソタウンを利用することで、見た目に拘りながらも、理想のギアパワーを厳選できます。
オクト・エキスパンションとは?
オクト・エキスパンションは、2018年6月14日に配信された有料ダウンロードコンテンツです。
記憶を失くしてしまったオクタリアンの主人公を操作し、地下鉄の各駅で繰り広げられるミッションをクリアしながら、憧れの地上を目指すというのが本DLCの内容となっています。
スプラトゥーン2の一人用モードである「ヒーローモード」と似たような内容ですが、ミッションの数は80を数え、また難易度も比較的高く設定されており、一本のTPS作品として見ても十分なボリュームと手ごたえがあります。
ヒーローモードの時と違って、実際の対人戦と同じ武器、同じ性能でゲームを進めていくことになるので、対人戦の練習としても機能します。
ヒーローモードでは前作の登場キャラクターである「アオリ」と「ホタル」の掘り下げが行われましたが、本DLCでは「テンタクルズ」の過去が明らかになります。
より詳細な説明は、以下任天堂の公式サイトを参照してください。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました!
本記事の作成にあたり、久々にオンライン対戦の荒波に揉まれてきましたが、やはりスプラトゥーン2には他のTPSでは味わえない独特の中毒性があります。
一試合が短いからこそ、あと一回あと一回・・、となかなか止め時が見つからず結局、長時間プレイしてしまいます。
いまやゲームが強いこと自体が、大きな才能として認められる時代となってきていますし、任天堂も「スプラトゥーン」や「スマブラ」をeスポーツの競技の柱として、今後もコンテンツの拡充を図ってくるでしょう。
試合に出るまでとはいかなくても、一度でも遊んでみてどのようなゲームか知っていれば、「スプラトゥーン甲子園」など、公式大会の配信を見ているだけでも楽しいです。
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